図2に、これまでに発行されている長野県の『水質測定結果』の最も新しい版によって、千曲川の平成9年から13年までの最近5年間のBOD値の年間平均値を示した。この結果を見ると、おおむね長野県内の全ての地点で環境基準を満足している。また人の健康の保護に関する項目でも、環境基準を超えたものは一つもない。これらの測定結果で見る限り千曲川の本流は確かに清流である。
支流の依田川、神川、浦野川の同じ期間のBODの測定結果が図3である。支流では神川と浦野川の下流で環境基準を多少オーバーしているが、これもそんなにひどい汚染ではない。