上田・小県地方の化石は数はすくないが、重要なものがみつかっている。イルカ、くじら、ぞう、サメの歯、魚の化石などである。
左の写真が別所層から産出したイルカの化石。昭和9年(1934年5月16日)上田市泉田区小泉地区の蛇川で工事中にみつかり、京都大学槙山教授によりシナノイルカと命名された。長さは1.2メートルほどである
左の写真が別所層から産出したクジラの化石。これと一緒にくじらの化石もみつかった。これらはともに小泉地区の高仙寺裏の博物館に保管されている。産山層は別所層の頁岩で、1500万年ぐらい前に、このあたりが海であったことをしめしている。