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上田地域の地形・地質



地層・岩石を見に行こう

染屋台の河岸段丘

染屋台の河岸段丘入り口
染屋層が見える入り口

染屋台の河岸段丘はどんなものが埋めているかを調べる場合、染屋台の上でも見えないし、道路の方からでも見えない。見えるのは川で刻まれたところなので、そこで調べることができる。ここは、神川の川原から染屋の段丘面を見てみる。染屋台は何からできているか、泥からできているか礫か砂か、ねらいをつけて調査すると、ここに露頭があるからそこをみればわかる。

染屋台の河岸段丘
染屋層は礫がつもってできている

まず、神川の川の流れについて考えてみると、真田方面から流れ下る神川の流れが途中で南に折れ曲がり、川の方向が変わる。この流れがなぜここで曲がるかというと、烏帽子が地殻変動によりぐっと持ち上がったために神川が折れ曲がって千曲川にそそぐようになったと考えられる。

冬は葉が落ちているけど、春から夏はやぶになって露頭が見えない。露頭を見るには、秋から冬と春のはじめがちょうどいい季節。春の中ごろから夏は草薮がひどくて露頭がよく見えない。ここは、礫ばかりでできているのがわかる。染屋台をつくっているこの層を染屋層といって、ほかの層とは違う。ほかの層はたたくと硬く、出来た時代が古くだいたい200万年以上前である。染屋層は何万年から何十万年という時代で一番新しい時代の層で岩石になっていない。柔らかいたまったばかりの礫ばかりの状態で、さわればみんな礫が崩れる。これが染屋台をつくっているので染屋層と名づけられた。

上田城の上にあるのはこれとは違う。上田城の段丘は染屋台より一つ下の段になる。上田城から上から街へ出てその上に染屋台がある。だから中位段がこの段で、一番下の上田城をつくっているのがこの下の段で、もう一つ上に虚空蔵山の段があり、これが一番上で全部で3段ある。染屋台は真ん中の段。この真ん中の面は5度くらい西(千曲・フ方)へ傾斜している。

この上に虚空蔵山が見えて、染屋台よりもう少し大きく(7度くらい)傾斜しているのが遠くから見える。

虚空蔵山の段は神川から南にはなれた遠くの地点、たとえば小牧山の中腹からながめるとよく見え、染屋台の段のうえにこれより高い段で傾斜も少し大きい(7度くらい)。そしてこの段は神川にたちきられて、虚空蔵山はそのたちきれた左側の崖のうえで虚空蔵山となっている。虚空蔵山は上部に烏帽子岳から流れくだった溶岩があり、その下に別所層の頁岩のかけらがあつまった層がある。

神川は北方の傍陽のほうからほぼ南北にながれ、虚空蔵山をすこしこえたところから急に西へ向きを変えてながれる。この溶岩の崖はひびわれ、くずれやすいので注意をしなければならない。

観察場所

観測地図
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)を複製したものである。(承認番号 平15総複、第633号)


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