山や谷などにある地層や岩石を含めて地質とよび、これは現地へ行ってハンマーで岩をたたいて内部を調べなければわからない。地層や岩石のできた時代は地質年代、岩石が何年前にできたものかを測定したものが絶対年代といい、左の表で表わすことができる。古い地層を下にして、新しい地層へとつみかさなって表わす。
地質図をつくるには、山や谷に沿って調査をし、各地点の地質で同じ岩石や地層を同じ色で塗って示す。このように調べられた地質図は、全国でまとめられ販売されている。
ここでは、上田地域の地質図をそれぞれ見られる地点として、16ヶ所あげた。
地層としては、内村層、別所層、青木層、小川層、烏帽子火山噴出物で、内村層はさらに細かく分けられ、武石層、大峰山層、太郎山層、虚空蔵層、富士山層と区別できる。また、この図には塩田平、上田盆地の湖成層の観察地点は入っていない。
地層・地質観察マップ
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地層・地質の種類と観察ポイント
観測ポイントの説明順序
地層・岩石のできた順に説明する。この順序は観察順序とは異なる。観察場合は、自分で観察したいポイントを選び、直接その場所へ行く方法と、複数ポイントを選び、互いに近いところからルートをつくり、ルートに沿って観察していく方法とある。どの観察方法も、地層・地質の形成順序とは異なるので、形成順序を上記「地質年代表」を使って確認が必要である。
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