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帰化生物の増加と在来種との関係



身近な帰化種の影響

上田市にもある外来種帰化種の影響

上田市でもさまざまな外来種や帰化種による影響が出ている。次に千曲川で特徴的な種を2つ挙げる。

アレチウリ

アレチウリとはどんな植物?

アレチウリは、約50年前まで日本には生育していなかったウリ科の外来種である。アレチウリは、ツルを伸ばして他の植物におおいかぶさるように成長し、ひどい時には枯らしてしまう。

最初に千曲川・犀川でアレチウリが確認されたのは、1970年ごろで、その後、分布をひろげていき、1990年代後半には千曲川・犀川のほぼ全域で確認されるようになった。

千曲川・犀川の河原で、アレチウリが占める面積は1994年(平成6年)では約1haにすぎなかったが、2001年(平成13年)には約160ha(東京ドームの34倍の広さ)にまで広がった。これは、千曲川・犀川の全植生面積の約11%にあたる。

アレチウリは、「日本の侵略的外来種ワースト100」に選ばれている。

アレチウリは、ツルを伸ばし、大きな葉を密にたくさんつけて、他の植物を上からおおってしまう。植物は光がないと生きていけないから、アレチウリにおおわれてしまった植物は、そのほとんどが枯れたり弱ったりする。このような理由から、アレチウリが繁茂する場所では、在来植物の種類が非常に少なくなる。

また、生育する在来植物が減少すると、植物を利用している昆虫や動物にも影響が出る可能性もある。私たちが何もしない間にも、千曲川にもともと住んでいる生き物が姿を消しつつある。現在残っている在来植物やそれと一緒に生きている昆虫などが減少することを止めるために、アレチウリなど外来植物への対策を考えなければならない。


ブラックバスとブルーギル

ブラックバスの一種、オオクチバスが1970年代になって急速に国内の生息域を広げ初め、1980年代にはほぼ全国で発見されるようになった。オオクチバスが侵入すると、水域の魚類群集が大きく変化してしまう事例が多く、国内の湖沼ではフナなどの固有の淡水魚の減少が深刻化している。開発などによる自然破壊ばかりでなく、肉食で小型の魚種を食べ尽くすこともあるブラックバス類など外来種の増加が原因である。

 このような水域ではまた、在来の魚やエビが減少、あるいは消失ということも起きている。在来種にこれほど大きな影響を与える外来種が全国的に広がったのは日本では初めてのことである。

とくにオオクチバスの侵入と分布拡大が日本において他の外来魚と決定的に違うところは、

  • この魚を対象にした釣り愛好者がたくさんいること

  • 私的放流による生息域拡大がかんたんで、それが実際にいろいろな所で行われていること

  • 生育水域が主として止水域であり、そこにもともと住んでいた魚に、絶滅危惧種が多く存在すること

  • 絶滅危惧種を含む在来生物の激減(ときに消失)の直接的原因になったと思われる事実がたくさんあること。

オオクチバスはわが国ではまっさきに対応すべき種のひとつである。

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