上田地域自然電子図鑑-千曲川と上田地域の自然 はじめての方へ
サイトについて
千曲川の生き物河川のはたらき上田と千曲川-生活と歴史サイトマップもっと知りたい方へ
 
戻る


川と生活のつながり



千曲川の川風と蚕種製造

現在の蚕種製造

 
まゆを洗うようす
上田蚕種株式会社の蚕種製造

昭和4年(1929)の世界大恐慌により、わが国を代表する輸出産業であった、製糸業は大きな打撃を受けた。製糸業に関連する養蚕業や蚕種業も同じく大きな影響を受け、激減の一途をたどった。追い討ちをかけるように戦時体制の統制経済となり、上田地方の蚕種業は最終的に昭和18年(1943)には藤本蚕業(株)1社になった。

戦後、昭和21年(1946)上田での蚕種製造を復活するため上田蚕種協同組合(昭和45年から協業組合、現在 上田蚕種株式会社)をつくり、上田市常入の蚕種製造部門で製造をつづけた。昭和30年代初期までは養蚕業は生糸の輸出品に支えられ蚕種製造量は伸びたが、 35年以後の高度経済成長期に入ると、合成繊維が普及したこと、海外から安価な生糸が輸入されるようになり、わが国の製糸業は次々と閉鎖、養蚕業は急速に衰退した。

上田蚕種株式会社
上田蚕種株式会社

養蚕業が衰退しても上田蚕種(株)は蚕種の製造をつづけているが製造量は減少の一途をたどっている。平成15年(2003)にはわが国で蚕種製造しているのは上田蚕種(株)が最大で他に2社だけとなった。現在、上田蚕種(株)では蚕種製造技術を世界に広げるため、アジア・ヨーロッパ・アフリカなどからの留学生が学んでいる。また、現在カイコは遺伝子レベルで注目され、遺伝子工学や生命工学の分野で、大学研究室や製薬会社で盛んに研究されている。よって、蚕種製造は今もなくすわけにはいかない。上田が誇る蚕種業は今も蚕都上田に息づいている。

 

戻る
ページの上へ
進む
 
上田地域千曲川自然電子図鑑
写真・図・掲載内容の著作権はそれぞれ、所蔵者ならびに出典者に帰属します。
All Rights Reserved. Copyright © Ueda City Multimedia Information Center -UMIC-